せきにん

今日は深谷から1時間ほどの

赤城高原の畑で長ねぎの定植作業をしました。

ねぎの出荷業務もありましたので、出荷チームと定植チームの2つに分けました。

そして、半分は思いつき、半分は彼の日頃の頑張りから、

定植チームのリーダーを入社1年弱?の優太くんにしました。

「優太、今日はお前がリーダーだ!」と言うと、

 

「え~無理ですよ~」と笑いながら言ってきたので、

(普段はよく喋り、人懐っこい、うちのムードメーカーの一人です。)

   

「無理じゃないし、冗談でもない、やるんだよ!」

 

「みんな、今日は優太がリーダーだから、フォローしてあげて」

と言うと、、、

  

そこから、一気に彼の表情が変わり、

不安とやりがいと責任感に満ちた顔に変わりました。

  

もちろん、彼にとって定植作業は初めての作業ではなく、

作業員としては、何度もやったことのある作業です。

  

しかし、今回は、ただの作業員ではなく、

段取りから5人いるチームで誰が何をするかの役割決めなどをやってもらうことにしたのです。

 

マニュアルはあれど、農業なので、畑によって、土の状態、畑の形は違うし、その都度、臨機応変にしなければいけないことは多く、

「判断をする」というのは決して、楽な仕事ではありません。

 

今回は2000㎡の畑でした。

その畑の端から端まで、彼は走り回り、

わからないことがあれば、先輩に確認したり、

私に聞きにきたり、

そして、何をするのか、他のメンバーに何をしてもらうのかの

「判断」をし、

必死に、「リーダー」という職務を全うしようと、

一生懸命に頑張っていました。

 

何度も教えたことを、聞きにきたり、

非効率的にやっていたり、

間違ったやり方をしていたりしました。

正直、私としては、「そうじゃないよ」とイライラしてしまう部分がありました。(これは反省です。。)

  

けど、彼に任せた以上、彼としっかり向き合わなければと思い、

 

間違っていることを指摘し、答えだけを教えるのではなく、

 

「なぜこれは間違っていて、なんでこれが正解なのか」

 

丁寧に教えていきました。

 

全ては覚えきていないないかと思いますが、

彼は今日1日でものすごく成長をしたんではないかと思います。

 

まだまだでありますが、

いつか、彼の目標である新潟で農家として独立をする、

ということが実現できるのではないか、

いや、必ずその日はくるなと、

思った日でした。

 

彼は知的障がいを抱え、親とは離ればなれで現在はグループホームで暮らしております。

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