深谷太陽農園は
独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構の
障害者職場実習支援事業 受け入れ企業認定
になっております。
すでにいろいろな方の受け入れをしているのですが、
先週から 知的障害と精神障害の2つの障害をもつ方がきております。
勤務体験前の面談の際に障害の特徴や私達に気をつけて欲しい事、
農園の障がい者雇用の方針や考え方など、、、
互いの考えや注意事項などの確認を行います。
今回こられた人は
就労をするために訓練する場所や
今まで勤務した場所で全うな給与や工賃が支給されない事、
障がい者扱いされることに疑問を感じ
なんとかしていきたいという気持ちで体験に臨んで来られました。
障害があっても出来る事はあるはず。
障害があっても健常者に負けない
私達と同じ考え方です
今、深谷太陽農園で頑張っているメンバーと同じように指導してほしいとの事です。
ぜひ頑張ってほしいものです^^
今は約7町の畑で主に長ねぎを生産する当園の出荷の最盛期
彼にはねぎを出荷する際に、泥のついたネギを綺麗にする出荷調整作業の中の、
ねぎの根っこと葉っぱを切る(機械にねぎを置く)仕事をしてもらいました。
初めての仕事で、立ち仕事で。
何十キロ??にもなる重いねぎの束も持たなければいけないので、
けっして楽な仕事ではありません。
それでも、辛そうな顔をしながらも、頑張ってくれていて、
大変だけど、楽しい!
ということも言ってくれており、嬉しい限りでした。
そして、3日程、作業をしてだいぶ慣れてきた時、
事件がおきました。。。
3日ほどして、徐々に作業に慣れてきたので、
「少しずつペースアップを意識しましょう。」
と田中が伝えたところ、
(これは職場実習であり、遊びでも体験でもありません。また我々はNPOではありませんので。)
!!!!!
「私は障がい者です!」
「あなたは、障がい者への配慮が出来ないんですか!」
「私は薬の副作用もあり動作が鈍いんです。」
「こんな障がい者へ配慮をしない会社にはいられません。
「帰ります。」
とキレてしまいました。
私はそれでも「少しずつでいいですよ。」
「意識をするところから始めましょう。」
と改めて優しく伝えたのですが、聞く耳持たずです。
しばらくなだめたのですが
私には頑張る事を最初から放棄する人間に使う時間が
あまりにも馬鹿らしくなりなだめる時間を他の従業員に使いました。
最初に言っていた言葉はきっと嘘ではないでしょう。
でもなぜ彼がキレてしまったのだろうか。
彼の根っこに問題があるのか、
今まで彼に関わった人たちに問題があるのか。
考えてもなかなか答えは見えません。
私にとって大切なのは障がい者の方と働くのではなく、
障がいはあるけれどもなんとかしたいと
必死になって、頑張る人と働く事です。
それは障害があってもなくて言える事ですが。
障がい者扱いして欲しいならそうしてくれる会社や場所は沢山あります。
深谷太陽農園は障がい者扱いはしません。
なぜなら、頑張る事は誰にでもできるからです。
結果ではなく大切なのは過程です。
進もうとする意識や気持ちが大切と感じます。
そういった想いで農園を運営していて、
気付いたら、障がいを抱える子が7人にまで増えました。
少なくともここで働いている7人全員が、
なんらかの障がいを抱えながらも、
一生懸命、頑張っています。
皆様、どう思いますか?
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