途方もないチャレンジ

途方もないチャレンジ。

なんか途方もないチャレンジを始めてしまった気がします。

深谷太陽農園では 深谷ねぎを メインの生産品目に しているのですが。

今年は深谷ねぎに加えてキャベツブロッコリーカリフラワー、

さらに ほうれん草、小松菜の栽培も開始をしました。

 

そして、途方もないチャレンジとは、

その栽培の責任者をうちの従業員に任せることにした、ということです。

 

正直、私自身も深谷ネギの生産においてたくさんの失敗を通して、

現在は少しづついいものが作れるようになってきた、という状況ですので、

新しい作物にチャレンジをするということは決して簡単なことではありません。

そして、うちの従業員の子達は。

障害を抱えています。

そんな彼らが。

ただやらされているだけの仕事ではなく、

自らリーダーとなり。

段取りを組み、周りを動かし、

刻々変わる野菜の状況を観察し、適切な栽培管理をしていく、

という仕事をしていく、 ということは

やっぱりどう考えてみても途方もないチャレンジのような気がします。

 

しかし、なんとかなるだろう、と完全に楽天的に考えて、

「ほうれん草の栽培リーダーをやりたい人!!?」

と昼休憩に聞いたら、Y君が立候補をしましたので、

ほうれん草(と小松菜)の栽培リーダーはY君になりました。

そして、先週、そのほうれん草の播種を行いました。

当然ですが、最初からすべてを任せることはできないので

私が一緒にやって行ったのですが、農薬を撒くときに。

ある農薬を100 L に対して100ミリリットル 入れるのですが。

普段であれば、私が

例えば500 L の水を準備した場合は。 500ミリリットルの農薬を。

入れてくれと指示をするのですが。

今回のチャレンジは

どのくらいの水を撒きどの位の農薬をまきということもいずれはリーダーが判断をしていかなければいけません。

なのでそのステップとして、

この農薬は100リットルの水に対して、100ml いれる。

じゃあ水が1 0L だったら、農薬は何 ml を入れたらいい。

と。 質問をしたら。

1ml です!!と元気に答えてきました(笑)

10 L の水に対しては農薬は10ミリリットルです。

そんなところから。

教えていかなければいけません。

これは途方もないチャレンジだなと改めて思った瞬間です。

ただ、実際に彼らが作業をしている姿を見ていると、

本当に一生懸命頑張っているし、

必死にやろうとする。 気持ちが伝わってきます。

だから、私も 諦めずに教えていけたらなと思っております。

これは口で言えば簡単な事なのですが、

実際にやろうとすると、とてもしんどい作業ではあります。

 

だって自分でやった方が。

早いし、簡単だから。

 

教えるということは、人を成長させるということは。

とても難しいなと、さらに その教える内容が 困難であればあるほど。

もしかしたら。

私自身なのか、彼ら自身なのかわかりませんが、諦めてしまう時が来るかもしれません。

 

けれど、そうならないように。

一生懸命頑張っていきたいと思っております。

応援よろしくお願いします。

農場長 岩井 

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