深谷太陽農園では、「土曜日出勤」は、個人の自由、判断に任せております。

基本的には従業員は土日休み（祝日は出勤）の週休２日です。

ただ、私はほぼ毎週、土曜日も出勤をしており、何かしらやる仕事はあるので、

他の従業員については、「出勤したい人だけきて」

という状況にしております。

そのため、毎週、金曜日になると、

けっこう、みなの間で、「あした（土曜日）出勤しようか、どうしようか」

という葛藤が生まれております。

私としては、あした誰が出勤するのかは把握がしたいし、

できることなら出勤をして欲しいことが多い（農閑期を除き）ので、

「あした出勤する人ー？」と昼休憩中に質問をします。

現在、１１人いるのですが、だいたい、あんまり手はあがりません(笑)

けど、

「忙しいから、誰かでてくれないかな～」と私が言うと、

「じゃあでます」と何人かが手を挙げてくれます。

さらに、「〇〇くん、もでてくれないかな～」

と言うと、「わかりました」という人もいれば、

いろいろ言い訳をして、それでも出勤します、とは言わない人もいます。

いつも、このやりとりをしていると、おもしろいな～

と感じております。

でる人、でない人、いつも決まっているわけではなく、

また、私が、どんな言い方をするかどうかで、

出勤率？は変わってきます。

強めの口調で言った場合、

お願い的な口調で言った場合、

どっちでもいいよ的な口調で言った場合、

また、

けっこう多くの人がでる、と言ってるとき、

みながでない、と言ってるとき、

でも、変わってきます。

変わってくるというか、人によって違いがあるなー

と思います。

たぶん、一般的なやり方だと、

シフト制にして、A君は第１と第３土曜日が出勤、B君は第２、、、、第４は皆が休み、、

など、シフトという仕組みを組んでいくと思います。

けど、それでは、おもしろくなくて(笑)

あえて、自由にして、自己の判断に任せることで、

判断力、他人を思いやる心、空気を読む力を養っていこうと思って、やっています。

たまに想定していた人数が揃わなく、仕事が予定通り進まずに、

困ることもありますが、

実際はそれは、大きな困りごとではなくて、

それよりも、ただ機械的に、ただ言われた通りに仕事をする従業員が増えること

のほうが、よっぽど大きな困りごとであります。

チームとして、今は忙しいのか、そうでないのか、

私がでて欲しいと強く思っているのか、そうでないのか、

はたまた、自分のスキルアップのため、所得向上のために、仕事をしたほうがいいかどうか、

自分で考え、感じる能力をつけていくことが大事であります。

瞬間、瞬間では、答えはでません。

出勤する、が正解なわけではもありません。

例えば、A君がその日に出勤をしなかったとしても、

A君が「B,C君は出勤をしていた。僕は休んだんだから、来週の平日の仕事は頑張ろう」

「B,C君、出勤をしてくれてありがとう」

という感情が生まれていれば、

それは正解であり、

年間を通してのチーム力は間違いなく、向上します。

おそらく、シフトを組んで、制度として、決まり事として、出勤をさせた時には、

そんな感情は絶対にうまれないので、　

自己の判断に任せる、ということは、桁違いのチーム力の向上につながります。

それを私は肌感覚でものすごく感じております。

そして、勘違いして欲しくないし、大事なことは、

私の影響力は適度な状況にしておくことです。

パワハラ的な影響力は持っていけないし、

けれど、多少の強制力はある影響力がないといけません。

常日頃から、従業員に信頼される関係性を結ぶことを意識していないと

上記のような状況をつくることはできません。

私は土曜は出勤しません。

なぜなら、就業規則が週休二日だからです。

という社員がいたら、けっこうアウトですね。(笑)

深谷太陽農園にも、絶対に土曜日出勤をしない従業員がいます。

自分の体力や精神力、ワークスタイルを考えた時に、週２日の休みが必要、

と考えている従業員です。

それはそれで、あり、だと思っています。

なぜなら、その従業員は平日は一生懸命仕事をしているし、

私が正式に、今週の土曜日は全員出勤をしてください、

と依頼をすると、必ず出勤をするからです。（そんな要請は年に１，２回ですが）

目に見えないチーム力の向上を養うことってすごく大事だと思います。

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